2016年Fall Semester終

12/20に長かった16週間程の2016Fall SemesterとFinal examが終わりました!

いつもは前々から色々と終わらせるけど、今回は全然勉強に身が入らず、1日前などに終わるというバタバタ具合。すごく焦りました。とりあえず無事にテストもessayも全部書き終わり、あとは成績まち。

 

今回は全くクラスのことについて書いてなかったので少し触れようと思います。

 

今学期からとっていたクラスがLowerからUpperに変わったので前のようなゆるい感じではなくなりました。それでも私が取っていたクラスはまだ緩い方でしたのでやる気がなくても何とかできました!

『Internatinal Relations Analysis and Application』

このクラスでは各国で話題になっている問題を自分で選択し、その問題について様々な角度の学説から分析し、自分なりの分析をしessayにまとめよう!といったものです。またGroup Discussionもあり、グループに分かれ一人一人学説を選び、その学説にのっとって発言をしていくこともありました。

クラスの大きさは合計で25人程。大きなクラスではないので一人一人の発言が求められます。Upperになったのもあり、最初はすごく緊張し全く喋れませんでした。プラスclassmateの発言がキレることキレること。先生が言ったことに対して、過去に読んだ論文を元に反論しそこに自分なりの分析を加える。私もちゃんとやらねば、っと何度も思わされました。

私はHumanitarian Intervention Groupに入り、Case StudyにSomaliaを選択。クラス内では発言が全くできなかったので、グループ内では発言をするようにしてました。
最初は皆で平和を目指しましょう!っというLiberalism派だったのですが、手助けをしている国も助けられている国もダメージをもらっていたりして、Realismの考え方である自分たちで問題解決しろっという考え方もありだなっと思うようになりました。

このようにInternational Relationのクラスは基本答えがありません。様々な学説がありますが何が一番いいというものもありません。

 

『Global Peace Study』

このクラスでは平和とはどう言ったものかという問いに答え、様々な平和学者の考えについて討論していくというクラスでした。クラスの人数は多分50-60人ほど。大きいクラスだったのですが、classmateはよく発言をしていました。このクラスは一番教科書が多く、ハリーポッター並みの本から極薄の本まで。

平和にはいくつか種類があることをこのクラスで初めて知りました。その中でも面白かったのがGoran Therbornの平和と不平等に関する本(The Killing Field of Inequality)です。

不平等は私たちの生活を縛るものになる。これはすごく当たり前のことなのですが、その当たり前のことへの解決策を提示しており、その解決策がなるほどっとなることが多かったです。でも平和を目指そうって実はすごくシンプルで誰もが思ってる当たり前のことだけど、当たり前なことほど難しいんだなって思わせられました。本の内容書き始めると長くなっちゃうので、興味ある方は読んでみてください!

 

『Japanese American Identity』

このクラスは日系アメリカ人のIdentityに関するクラスでした。教授は第三世の日系アメリカ人。日本が大好きで日本にも一度留学をしたことがある先生でした。日本は好きだけど、日本人ではなくアメリカで生まれ育ったためアメリカ文化の中で生きてきた。見た目はアジアだけど、考え方や文化はアメリカ人。このギャップに戸惑い困惑し、自分のIddentityは一体なんなのだろうと思う日々があったそうです。だからこそ教授が言ったCultureとIdentityの意味はすごく面白い解釈だなっと思うと同時にそれを忘れている自分もいたなと思わされました。

日本人でもアメリカ人でもないその間にいる日系人。その分一世、二世、三世は各々の自己を持っており、微妙に違いがある。彼らのIdentityは歴史に強く反映されており、また文化によってもIdentityが作られる。この過程には日系人の多くの苦悩があり葛藤があることをしれた。そして教授がいうには日系人はこれからまた色々な形に変化して行くという。しかし日系人と言われている彼らの中に日本人というIdentityが薄れつつあることが問題でもあり、日本がどうやってアメリカと関係を築いて行くかにもよって変わるそうだ。自分はアメリカにいるときは日本人の代表になることになる。ここで変な考え方を他の国の人に植え付けさせるとまた日本の文化や考えが薄れて行くかもしれないと考えると自分が留学しているのも自分のためだけじゃなく、今後の関係性や、他の人のIdentityに関わってくると思うといろんなことに挑戦して日本人の考え方や価値観を広げなきゃなっと思わされました。また自分のIdentityがどのように形成されたのかということも見直すことができ、就活前のいい機会にもなりました。

 

『Human Sexuality』

このクラスは私の中で一番面白くて違う意味で勉強になるクラスでした。日本人はあまり馴染みのないというか、皆で話すことの少ない「性」に関するクラスです。

教授もすごくいい人で笑いながら性の話をしていても全くエロさ感じさせず、むしろ清々しく聞くことができ、女性として性を理解することは重要だなと思いました。また男女両者がお互いの体のことを知ることで、正しい情報で性行為や他人の性別を認識し受け入れることができると思うと、もっとしっかりと学ぶべきだと思いました。また教授が出す様々な質問に対して男女問わずいろんな意見を恥じらいもなく言えることって、すごく面白くて男女の考えを知れる良い機会だなって思い、すごく楽しかったです。日本でももっと性に関するクラスがあると良いのにと思いました。

 
もっと書きたいことはあるのですが、長くなってしますので感想と少しの説明だけ書きました。
アメリカの大学のクラスはGeneral Educationという卒業までに取らなきゃいけないクラスたちがあり、時にはめんどくさいですが、ひょんなことから違う分野を学べるのですごく面白いですよ〜。
 
 
yoshiko