留学生オフィスでのF-1 Student Assistantの経験から
最近、昨年2016年3月から働いていた留学生オフィスでのF-1 Student Assistantのバイトが終わりました。ここでアメリカでのバイトについて、またこのバイトから学んだことや気づきなどを忘れないうちに残しておこうと思います。
まずF-1ってなに?
学生がアメリカで勉強する際に発行されるVISA。Exchangeの一年留学とは違い学校に学位を取る学生のことを示します。Exchangeでこちらに一年だけ留学にくる学生は基本J-1の部類に属します。J-1もF-1もバイトをすることは可能ですが、F-1の方が長く滞在するためのVISAであるためF-1の方がバイトをする可能性は高くなります!
バイト先は?
基本的にJ-1もF-1もキャンパス外ではバイトはしてはいけません。法律違反になり強制的にアメリカから追い出されます。多くの学生がJapanese restaurantやBarなどで隠れてバイトをしておりバレてはいませんが、バレたらやばいので皆さんもやる際は気をつけてください。
キャンパス内でするバイトの場合は違法ではないのですごく安全です。またキャンパスの中なので交通手段は簡単だし、授業の合間にできます。また休みも学校と同じように適用されます。お金は最低賃金になってしまいますが、お金が入ることに代わりはないのですごくいい収入源です。
キャンパス内でのバイトの種類
私の大学でしたら以下のものがあります。
- 各オフィスのアシスタント(ex:留学生オフィス、税に関するオフィス、専攻のオフィス、寮のオフィスなどなど)
- 学校内の飲食店(peet's coffee etc)
- Bookstore
- Library
- Dormitory
基本的に年中人は欲している感じがします。
留学生オフィスでのF-1 student assistant
私がバイトをしていたのはサンフランシスコ州立大学(SFSU)にある留学生のためのオフィス。各国からの留学生の入学やVISA情報、移民情報、問題など留学生に関することを全て扱っている。留学生の対応や語学学校の対応も行なっている。またSFSUから各国へ多くの留学生を送るための活動をしている。世界68ヶ国と提携しており、毎年多くの留学生を送り出している。他にも新入生のためのオリエンテーションを行なったりSFSUの認知度を上げるために様々な場所でプレゼンを行なっている。
このオフィスにはF-1、J-1、Study Abroadという三つの部署があり、私はその中でF-1のオフィスに属していました。F-1なので留学が一年ではなく2年3年と長い学生のためにサポートをするオフィスです。私の部署は合計で7人の人がいました。その中の4人は日本人のアドバイザーだったので、すごく馴染みやすかったです。オフィスの中では常に英語でしたので、時々違和感でしたが...笑
私の仕事
1) F-1留学生に必要、また大切な書類の最終チェック。
2) 日本からの大学生や生協、大学関係者へのプレゼンテーション
3) San Francisco State Univercityに関するパワーポイント作り
4) 在学生interviewへの参加 – 新入生がみてSFSUにきたくなるビデオ作り
5) 新入生オリエンテーションのボランティアの統括
自分の将来の仕事への気づき、学んだこと
- 変化のある仕事をしている方が自分は楽しい
- 同じ仕事だとミスが出がちになるーそこをどう変えていくか
- 人ともっと関われる仕事のが好き
- 大切な書類を扱うことの責任感
- 整理するテクニック
- 自分が関わらないであろう人たちとのコネクションが作れる
- 自分が教えたい情報と何も知らない人が欲しい情報は違う
- 違う立場の人のことを考えて行動ができるようになった
- 出された課題にいくつかの提案を持ってこれるようになった
- リサーチ力がついた
気づき、学びを掘り下げて
まず自分が将来したい仕事の指標をいくつか見つけられた点は大きい。毎日違う学生が違う問題を抱えてアドバイザーに質問をしにくる。しかし多くの質問は全部似ている。あまり変化がない仕事は向かないのかなっと気づけた。
バイトなので、やる仕事はイベントがない限り変わらない。その変化のない仕事の中でミスを起こさずいかに集中するか、またミスを防ぐかを考えるのは楽しかった。
アドバイザーは学生と話すが、私はアシスタントなため書類整理が多い。そのためパソコンに向かっての作業が多く、人との関わりはあまりない。ここから、私は人と定期的に話しながらものごとを進めていくようなproject manajerのような仕事が向いていたりするのかなっと気づけた。
このバイトをしていると多くの場所でプレゼンテーションをした。主には日本の大学からの学生や教授、生協グループのかた、他にも高校生や中学生もサンフランシスコがどのような場所なのかを見に来たりした。そのプレゼンをするにあたり、自分が持っている情報、発信する情報はこの人たちに必要なのか、わかりづらくないかと行ったことを順序立てて考えられるようになった。
また仕事の中にはよくある語学学校のことを調べて欲しいとリサーチを頼まれることもあった。そのようなリサーチから、リサーチのまとめ方、仕方、報告の仕方などを学べ、いい機会になった。また、提案をすることもできるようになり、自分の意見をいうことの重要性も身についた。
まとめ
自分が将来したい仕事とは全く疎遠の教育系の仕事でも、仕事をすることに関しての違いはなく、違ったことを気づけるんだなっと学びました。1年7ヶ月も働いていたのでオフィスを出るときは少し名残惜しかったし、中のいい友達、仕事仲間ができたのは嬉しいことです。まだ学校には二、三ヶ月いるので時には顔を出して見ようと思います。今後も興味があってもなくても少しでも顔を突っ込んでみようと思います。そこからみる違う景色を見ればまた違うことを学べると思うので!!
yoshiko